駅近マンションが売れない原因は?失敗例や対処法を解説コラム
「駅近マンションなのに売れないのはなぜだろう?」
そのような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
駅から近いマンションであれば人気がありそうですが、なかなか売れない場合もあります。
そこで本記事では、駅近マンションが売れない原因と対策を紹介します。
駅近マンションを売ろうとしている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
駅近マンションなのに売れない原因
駅近マンションなのに売れないのには、主に以下のような原因があります。
● 価格設定が高すぎる
● 騒音や周辺環境の問題
● 築年数や内装の老朽化
それぞれ具体的に解説します!
価格設定が高すぎる
駅近マンションであっても、価格設定が相場よりも高すぎる設定の場合は、なかなか売れません。
購入希望者は価格を重視する傾向にあります。
そのため、近隣に同じような条件の物件が存在する場合、「こっちの方が安いじゃん!」と価格競争で負ける確率が高いです。
適正価格を設定するためには、地域の相場や周辺の物件との比較が重要です。
騒音や周辺環境の問題
駅近という立地は便利ですが、電車の騒音、繁華街の賑わいがマイナス要素になることがあります。
特に、小さな子供がいる家庭や静かな生活を求める人々にとって、騒音問題は大きな障害になります。
購入者が内見時に周辺の騒音レベルをチェックすることが多いため、環境配慮も考慮して考えることが重要です。
築年数や内装の老朽化
築年数が経過しているマンションは、外観や内装が老朽化していることが多いです。
築年数が経過していると安全性の不安がありますし、内装が老朽化していると「もうちょっときれいな家がいい!」と思われてしまいます。
売却前に内装の更新やリフォームがされていない場合、購入希望者は追加の修繕費用を考慮し、購入に二の足を踏むことがあります。
売れにくい駅近マンションの特徴
次に、売れにくい駅近マンションの特徴を3つ紹介します。
● 駐車場の不足
● 競合物件が多い
● セキュリティの不十分さ
それぞれ具体的に解説します!
駐車場の不足
駅近マンションでは、駐車場数が限られている場合があります。
車を所有している人にとって、駐車スペースが確保できないと前向きに検討ができなくなります。
駐車場確保が難しい場合は、周辺の月極駐車場を紹介するなどの対応が必要です。
競合物件が多い
駅近という立地は多くのマンションが集中しているエリアでもあり、同じ条件の物件が多く存在する場合があります。
価格面や内装の魅せ方で他の物件と差をつける工夫が求められます。
セキュリティの不十分さ
最近では、セキュリティ対策がしっかりしている物件が購入希望者に好まれる傾向があります。
駅近エリアでは人通りが多いため、セキュリティ面での安全性が非常に重要です。
防犯カメラやオートロックの有無、管理体制を説明できるように把握をし、購入を検討している人に説明できるようにしましょう!
駅近マンションを売却する際の注意点
駅近マンションの魅力を伝え、売却を成功させるために、次の3つの注意点があります。
● 適切な売却時期の選定
● 内見時の対応
● 物件の魅せ方の工夫
それぞれ具体的に解説します!
適切な売却時期の選定
売却時期によって、物件の売れ行きは大きく変わります。
春や秋は引っ越しをする人が増える時期なので、購入希望者が増える傾向にあります。
売却を急がない場合は、繁忙期に合わせてタイミングを調整しましょう。
内見時の対応
内見は購入希望者が実際に物件を確認する最も重要な場面です。
内見時には物件の良さをしっかりとアピールするために、部屋をきれいに整え、明るく清潔な印象を与えるようにしましょう。
もっと重要なのは、対応の仕方です。
どれだけ良い物件でも紹介者の対応が雑だと、「買いたい!」とは思いません。
購入希望者の質問に丁寧に答え、疑問を解消することで、信頼感を築くことが重要です。
物件の魅せ方の工夫
マンションの魅力を最大限に引き出すために、物件の魅せ方を工夫することが必要です。
家具の配置や照明の使い方など、内装をより魅力的に見せる演出を行うことで、購入希望者に良い印象を与えることができます。
逆に、部屋が暗かったり家具がきちんと整理されていないと、せっかく良い物件でも購入してもらえません。
物件の魅力が伝わるように魅せ方は工夫しましょう!
駅近マンション売却の失敗例と対処法
最後に、駅近マンション売却の失敗例と対処法を紹介します。
● 価格設定を誤った失敗例
● 内覧対応ミスによる失敗例
● 周辺環境に競合物件が多い場合の失敗例
それぞれ具体的に解説します!
価格設定を誤った失敗例
高すぎる価格設定をするとなかなか売れずに、長期にわたり売れ残る原因となります。
一度売れ残ると、価格を下げても売れにくいことが多いため、適正な価格設定で販売をスタートすることが重要です。
市場調査や不動産業者のアドバイスを受けて、適切な価格を見極めましょう。
内覧対応ミスによる失敗例
内見時には対応に不備があると、購入希望者に悪い印象を与え、契約に至らないこともあります。
また、住むうえでのメリットをしっかりとアピールし、購入希望者に購入後の生活をイメージさせることが大切です。
周辺環境に競合物件が多い場合の失敗例
駅近エリアは物件が多いため、競合に負けて売れ残りが起こることがあります。
物件の価格、利便性、デザイン性など競合との違いを明確にしましょう。
価格設定や改革、宣伝方法で差別化を図ることが対策の一つです。
売れない駅近マンションを高値で売るための戦略
“駅近”という大きな魅力を持ちつつもなかなか売れないマンション。
できるだけ“高値”で売るための戦略をご紹介しますので、ご参考ください。
売り出し時期を見極める
駅近で好立地なマンションにもかかわらず売れない背景には、“売り出しのタイミングの悪さ”という要因があります。
そもそも住宅購入のきっかけには、「転勤」や「子供の進学」といったライフステージの変化が多いです。
そのため一般的に不動産市場では
・春からの新生活に向けた1~3月
・秋の転勤シーズンに向けた9~11月
が需要が高まる時期とされています。
物件を探す人が多い時期を意識的に見極めることが売れるためのコツです。
逆に避けるべき時期は、
・年末年始
・ゴールデンウイーク
・お盆
・真夏や真冬
などです。
引っ越しシーズンの春や秋と比べると、物件を探す人が減り売りにくくなります。
この時期は不動産市場も静かで相場の金額も落ちる傾向。
そのため、買い手側が強気の価格交渉をすることも。
「買主を逃したくない」という思いで価格を下げた結果、だいぶ安くなって後悔するケースもあります。
また、住宅購入の選択肢は、
・新築一戸建て
・新築マンション
・中古の一戸建て
・中古マンション
などさまざまです。
急な転勤や子供の進学に合わせて家を買うというような方々の場合、建てるまでに時間がかかる新築よりも、すぐに購入できる“中古”の方が選択肢に入りやすくなります。
ファミリー層は、親御さんの通勤や子供の通学、安心した暮らしなどを重視しがちなので、
・最寄り駅から10分以内といった利便性
・管理人がいて管理が行き届いているといった安心感
を好条件としてアピールしやすくなります。
魅力的な見せ方を考える
高く売るためには“魅力的に見せる”ことも大切です。
「内覧者は来るのに売れない…」
そんな心配の背景には、内覧時の第一印象が絡んでいるケースも少なくありません。
興味を抱いて訪れた内覧者も、室内を開けた瞬間に「汚い・荷物が乱雑」という印象を持つと「買いたい」という気持ちが一気に冷めることもあります。
そこで検討したいのは「ホームステージング」です。
内覧では、
・整理整頓がされていない
・家族の生活感が満載
・散らかった部屋
は悪印象です。
生活感を極力なくした綺麗な部屋は第一印象もよく、物件の魅力がぐっと際立ちます。
ホームステージングのサービスを受けると、まるでモデルルームのように演出した魅力的な物件に変身します。
入った瞬間から「こんな家に住んでみたい」という購買意欲に働きかけることが可能です。
ただ、すでに退去し空き家状態ならホームステージングも効果的ですが、住みながら売却を進めていくときにはそうはいきません。
そこで、
・ふだんから自身で清掃を心がける
・荷物を丁寧に整理しておく
・内覧時には照明などで明るく見せる
・芳香剤などで生活臭を消す
といった簡単な工夫だけでも十分変わることも多いです。
掃除が行き届いた魅力的な物件と感じてもらいやすくなるでしょう。
早く、そして高く売るためには、内覧の“見せ方”にもこだわることが大切です。
内覧の見せ方1つで、「大切な資産として綺麗に扱っている売主だ」「この家なら買いたい」と思ってもらえる確率も高まります。
丁寧に手入れされていることで「資産価値としてもよい物件だ」という印象となり、少しでも売りやすくなるでしょう。
場合によってはリフォームをする
ホームステージングや日ごろの自分での掃除では隠しきれない劣化が多い場合は、プロのハウスクリーニングや必要に応じたリフォームも検討しましょう。
特に、
・油汚れ、焦げ付きがひどいキッチン
・カビや水垢、汚れの激しい浴室、トイレ
などは、購入希望者にマイナスの印象を与えがちです。
いくら土地や間取りが良くても、購入意欲を失わせるリスクもあります。
築年数がそれほど古くない場合には、プロのハウスクリーニングに依頼するだけでも美しさや清潔感が蘇る可能性も高いです。
また、掃除だけでは対応しきれない劣化なら、部分的にリフォームを視野に入れてもいいでしょう。
たとえば、
・黒いカビが生えた壁紙を張り替える
・錆や水垢がひどい水回りのパーツを交換する
などならコスト的にもそれほどかかりません。
ただし、リフォームには「好印象にできる」といったメリットがある一方で、「費用をかけた分のリターンが望めない」といったデメリットもあります。
なかにはリノベーション前提で中古マンションを買う人もいます。
お金をかけ過ぎた結果、売主を逃すなど逆効果となる可能性もあります。
「駅近」といった好立地の中古マンションなら、その立地の良さを活かし、できるだけ出費を減らしつつ好印象にできるポイントを見極めることがコツです。
リフォームする際には、不動産会社と相談しながら、販売戦略として効果があるかどうかを相談しましょう。
掲載サイトの写真や内容を充実させる
今や、物件探しはインターネットを通じる人がほとんど。
不動産ポータルサイトに掲載された物件情報を徹底的に調べ、「内覧したいかどうか」を判断します。
しかし、
・サイトに掲載された写真の数が少なすぎる
・写真の画像が暗い・不鮮明・古い
・魅力的な部分が写っていない
などは内覧にさえ結び付かず、チャンスを逃します。
売れないマンションを売るには、いかに魅力的な写真を掲載できるかが成功のカギとなります。
写真が不足していると感じたら自身で準備し、不動産会社に提供してアピールを充実させましょう。
価格設定を戦略的に行う
高値で売るためには戦略的な価格設定が大切です。
売り出す際に「相場よりも高い強気の金額設定」でスタートすると、買い手からは「高い」と判断されやすくなります。
その結果、検索結果には表示されず、内覧者さえ出てこないリスクがあります。
しかも早いタイミングで価格を見直し値下げを繰り返すことで、「何か問題がある物件では…?」と敬遠される原因にもなりかねません。
だからといって相場よりも安過ぎる価格で売りだすと、買い手から値下げ要求された後にさらに低い売却価格となることもあるので注意しましょう。
周辺環境・生活利便性をアピール
物件自体の魅力だけでなく、最寄り駅や周辺の建物、街並みなどの周辺環境や利便性をアピールするのも高く売るための戦略です。
特に、以下のようなポイントは魅力になります。
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【最寄り駅までの近さ】
通勤や通学の利便性があることをアピールできます。
【交通アクセスが良い】
複数路線が使える、近隣都市への移動のしやすさは、居住目的はもちろん、投資用マンション購入者にも魅力的です
【周辺施設が充実している】
店舗などの商業施設や学校、保育園、病院までの距離が近く徒歩圏内とアピールできれば、ファミリー層に好まれます。
【日当たりが良い、眺望が魅力的
南向きや角部屋などは人気です。
【治安が良く、子育て環境に向いたエリア】
徒歩圏内に公園など子供を安心して遊ばせられるところがある、自治体独自のサポートが多く“子育てしやすい環境”はファミリー層の安心ポイントになります
【再開発情報などがあり将来的に価値が上がりそう】
再開発情報があればアピールしましょう。
今後、利便性の高い建物が建設されるなど「価値が上昇する可能性」と分かると、投資目的で買いたい人にも響きます。
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物件によっては、賃貸に出すなど不動産投資の利用目的で買う方もいます。
「借り手が表れやすいか」という観点でもチェックされるため、周辺環境に価格以上の魅力につながる点をアピールすることが大事です。
売れない駅近マンションを売るための不動産会社の選び方
売れづらい駅近マンションを売るには、不動産会社の選び方も重要です。
マンションの販売実績の豊富さを見極める
不動産会社の担当者は「売主」と「購入希望者」をつなぐ存在です。
豊富な実績を持つ不動産会社なら、物件の魅力を細かに調査・分析することができ、好条件での取引のため、購入希望者へのアピールを効率良く行ってくれます。
適正価格で売り出されたものを程良いタイミングでの値下げをするなど、売却のチャンスを逃さない的確な戦略を立てることができます。
たとえば、「○か月以内には売却したい」という理想があれば、その期限内で高値の売却ができるような戦略を練ってくれるでしょう。
内覧希望者が表れたら、買い手の心に響く提案を行い、迅速で誠実な対応ができるのが力量のある担当者です。
経験が浅いと購入希望者からのアクションにスムーズな対応ができないため、売却チャンスを逃すリスクがあるため注意しましょう。
媒介契約の種類にも着目して不動産会社を選ぶ
不動産会社による売却活動への意気込みも“高値売却”への影響があります。
一般的な売却をする場合(不動産会社に買主を探してもらう)、不動産会社と媒介契約を結んで売却活動をしてもらいます。
媒介契約は主に、
・複数の不動産会社に同時進行で売却を依頼できる「一般媒介契約」
・1社にだけ売却を依頼する「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」
などのタイプに別れています。
一般媒介契約は広い宣伝活動ができる反面、不動産会社によっては積極的になりづらく、本気の売却活動を行ってもらえないリスクもあります。
一方、専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合、1社の不動産会社への依頼です。
成約のために積極的な活動に結び付きやすいです。
報告の義務もあるため、担当者との連絡も密に行えるメリットがあります。
“広く浅く”という売り方の一般媒介契約は宣伝方法によっては売れる時期が遅くなりますが、一点集中で売却を任せられる専任媒介契約なら値下げする前の「早期」に売れるケースもあるでしょう。
ただし、どの売却スタイルを選んだとしても、不動産会社選びがカギを握ります。
大手の不動産会社は知名度で安心感があるかもしれませんが、「中古マンション売買」の実績が豊富かどうかをきちんと調査しておきましょう。
担当者との相性も見極めつつ、信頼できる不動産会社に任せることが大事です。
売り手の状況を理解して提案してくれるかどうか
不動産の売却にはさまざまなスタイルがあり、「仲介での売却」や「買取」などの方法があります。
仲介での売却は相場に近い価格での売却がしやすいです。
ただ、買い手がいつ現れるかは分からず、売却までに時間がかかり過ぎる可能性も考えられます。
特に、住み替えの場合で住宅ローンを支払っていると、売れるまでの負担が大きいですよね。
最終的に理想価格で売れてもその間の支出(税金・管理費などの関連する費用や手間)を相殺すると、買取で早くに売った方がいいケースもあります。
たとえば、相続による売却の場合、できるだけ早く売って現金化したいという方も多いです。
一般的な売却よりは少し安く売ることになりますが、管理の期間や手間を考えると買取で早期売却した方がいい状況もあるでしょう。
不動産会社を選ぶときは、「売り手の状況や物件の特徴などをふまえた提案力があるか」という視点も重要なポイントです。
焦って決めるのではなく、複数社を比較し、「実績」「提案力」「対応の丁寧さ」をもとに信頼できるパートナーを選びましょう。
まとめ
今回は、駅近マンションが売れない原因と対処法を解説しました。
駅近マンションが売れない理由としては、価格設定が高すぎる、騒音や周辺環境の問題、築年数や内装の老朽化などが挙げられます。
失敗例から学び、価格設定の見直しや内見対応の改善、先行物件との差別化をして、売却の可能性を高めることが重要です。
駅近マンションをより早く売却するためには、以下の戦略を取り入れることが効果的です。
● ターゲット層の明確化
物件の特徴とターゲット層を明確にした上で、広告や宣伝活動を行いましょう。的なターゲット層に響くような物件の魅力を伝えることで、購入希望者の関心を引きやすくなります。
● リフォームやホームステージングの活用
築年数が経過しているマンションの場合、内装や設備をリフォームすることで物件価値を向上させることができます。また、家具やインテリアを用いて部屋をより魅力的に演出するホームステージングも、購入希望者に良い印象を与えるため効果的です。
● オンラインでの売却活動の強化
物件の情報収集や内見予約はオンラインで行われることが増えています。物件の魅力を最大限に伝えるために、高品質な写真や動画を用意し、物件の特長や、物件の周辺環境やアクセスの良さを動画で紹介することで、購入希望者によりリアルなイメージを持たせることができます。
● 信頼できる不動産業者の選定
売却活動を協議するためには、信頼できる不動産業者の選定が重要です。 実績や評判を確認し、物件のメリットや売却方針に共感して業者と契約しましょう。
また、業者とのコミュニケーションを密にし、適切なアドバイスを受けながら売却を進めることが重要です。
これらの戦略を実行することで、駅近マンションをより早く、かつ希望通りの価格で売却する可能性を高められます。
マンション売却は慎重な計画と戦略が必要ですが、適切な対策を講じることで、成功に導くことができるでしょう。
弊社は世田谷区に生まれ育って30年の代表が対応致します。
そのため、地域ごとでの適正な価格の設定、地域ごとの住みたい人の特性を考えた打ち出しをすることで適正価格での早期売却を目指します。
まずは無料査定だけでもご相談ください
弊社は世田谷区に生まれ育って30年の代表が対応致します。
そのため、各地域ごとでの適正な価格の設定、各地域毎の住みたい人の特性を考えた打ち出しをすることで適正価格での早期売却を目指します。
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