西向きマンションが売れないのは本当？理由と対処法を分かりやすく解説コラム

西向きのマンションを売りたいけれど、売れにくいと言われていて不安。

そのような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

西向きのマンションは、さまざまな理由から売れにくいと言われています。

ただし、絶対に売れないわけではありません。

そこで本記事では、西向きのマンションはなぜ売れにくいのか、売るためにはどう対処すれば良いのかを解説します。

西向きのマンションを確実に売りたいという人は、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください！

西向きマンションはなぜ売れにくいと言われるのか？

西向きのマンションはなぜ売れにくいと言われているのでしょうか？

その理由は、主に次の3つです。

● 夏場は暑い
● 家具や床が日焼けする
● 午前中は日が当たりにくい

それぞれ具体的に解説します。

夏場は暑い

西向きマンションは、午後からの日差しが強くなります。

特に夏場は室内が非常に暑くなることが、売れにくいと言われている理由の一つです。

午後、長時間にわたって窓から日差しが差し込むため、エアコンの使用頻度も多くなります。

そのため、電気代が高くなることも購入希望者にとって気になる点です。

快適さを重視する人や、電気代を抑えたい人には、西向きマンションは敬遠される傾向にあります。

家具や床が日焼けする

西向きマンションは、日が長く当たるため、家具や床が日焼けしやすいです。

特に、木材や布製の家具は紫外線の影響を強く受けるため、日が当たると色褪せや劣化が進みます。

また、フローリングやカーペットも日焼けの影響を受け、数年で色が変わるケースもあります。

日差しによる家具や床の劣化を防ぐためには、遮光カーテンやUVカットフィルムの設置などの対策が必要です。

しかし、上記のような対策には費用がかかり、購入希望者にとっては負担となるため、売れにくい理由の一つとなっています。

午前中は日が当たりにくい

西向きマンションでは午前中の日照時間が少ないため、室内が暗く感じやすいです。

特に、朝起きる時に日を浴びたいという人にとっては、生活空間の明るさが物足りなく感じられる可能性があります。

他にも、例えばガーデニングを楽しみたい人にとっては、午前中の日照不足により植物が十分に育たないこともあります。

午前中の日当たりを重要視している人にとっては、西向きマンションは不向きと言えるでしょう。

西向きマンションのメリットとは？

西向きのマンションが売れにくい理由を解説しました。

ここからは、西向きマンションのメリットを解説します。

西向きマンションにしかないメリットがあり、売る際のポイントにもなります。

西向きマンションを売りたい人は、ぜひ読んでみてください！

冬場は日が当たると暖かい

西向きマンションは、冬場に日差しが入ることで室内が暖かく保たれやすい点がメリットです。

冬に暖かい室内環境が保たれるため、リビングや寝室で快適に過ごせます。

特に午後からの日差しが長く続くため、室温が上昇し、エアコンの使用頻度も減るでしょう。

また、午後からの日差しによって、夜帰宅した際に、ほんのり暖かさを感じられる点もメリットです。

自然光が長く当たる

西向きの部屋では、午後から夕方にかけて自然光が入るため、室内が明るく開放感を感じられます。

そのため、日中に照明を点けなくても十分明るく、結果的にエネルギーの節約につながる可能性があります。

また、夕暮れ時には室内が鮮やかなオレンジ色に包まれ、リラックスできる空間も生まれるでしょう。

洗濯物が乾きやすい

西向きマンションでは、午後から長時間の日が当たるため、洗濯物が乾きやすいです。

冬場の寒い時期でも、太陽光が強い時間帯に洗濯物を干せるため、効率的に乾かすことが可能です。

また、乾燥機を使用せずに自然乾燥ができるため、乾燥機を動かす電力の削減にもつながります。

夕焼けが見られる

西向きマンションでは、美しい夕焼けを日常的に楽しむことができます。

特に高層階や視界の開けた場所に位置する物件では、夕日に染まる景色を堪能できます。

また、夕焼けを眺めながら一日の疲れを癒し、気持ちのリセットにもつながるでしょう。

窓から見れる夕景の美しさは、住環境に彩りを添え、生活を豊かにする要素として、多くの人から支持を得ています。

西向きマンションを売却する際のポイントは？

本章では、西向きマンションを売却する際のポイントを5つ紹介します。

西向きマンションを売却する際のポイントは以下の5つです。

● 寒くなる時期に合わせて売り出す
● 内見は午後に行う
● 西日への対策を行う
● 実際の住み心地を伝える
● 売れない場合は買取を検討する

それぞれ具体的に解説します！

寒くなる時期に合わせて売り出す

西向きマンションは、冬場の寒い季節に売り出すようにしましょう。

西向きマンションは日が当たる時間が長いため、夏は室内が暑いですが、冬場は暖かく過ごしやすいです。

購入希望者が内見をする際、午後の日差しが入って暖かさを実感できることで、物件の良さを理解してもらいやすくなります。

寒い時期に、エアコンや暖房を使用せずに快適な室温が保たれていることで、電気代が抑えられる点も評価されるでしょう。

季節に合わせた売却タイミングを設定することが、スムーズな売却につながります。

内見は午後に行う

内見は午後の時間帯に設定することで、西向きマンションの特徴を活かせます。

午後の日差しが差し込むことで、実際の明るさや開放感が体感でき、購入希望者にポジティブな印象を与えられます。

また、夕方の時間帯には、夕焼けを眺めることができる場合もあるため、景色の魅力をアピールできるでしょう。

内見の時間を午後に設定することで、物件の魅力を最大限に引き出せます。

西日への対策を行う

西向きマンションを売却するために、西日対策を事前に行うことも重要です。

具体的には、遮光カーテンの設置やUVカットフィルムの利用などで、強い日差しの影響を軽減できます。

日差しの影響を軽減することで、家具や床の日焼けや暑さへの懸念を払拭できます。

内見前に対策することで、見学時の印象が良くなり、購入の可能性が高まるでしょう。

実際の住み心地を伝える

西向きマンションには、さまざまな懸念があります。

しかし、実際の住み心地をしっかりと伝えることで、売却成功の確率がグンと上がります。

例えば、冬場の暖かさや長時間の自然光の心地よさを具体的に説明することで、購入者に魅力を感じてもらえるでしょう。

実際に住んだ場合のメリットや快適さをアピールすることで、生活のイメージを持ってもらい、購入への後押しとなります。

売れない場合は買取を検討する

西向きマンションの売却がなかなかうまくいかない場合は、不動産会社による買取も検討しましょう。

不動産買取ならば、販売活動のコストや時間をかけることなく、買い取ってもらえます。

売却が難航している場合や早急に手放したい場合は、買取を利用するのも手段の一つです。

市場での販売にこだわらず、柔軟な選択肢を用意することで、売れないことへの不安やストレスを拭えるでしょう。

方角ごとのマンションの価格相場の違いはある？

最後に、方角ごとのマンションの価格相場と特徴を紹介します。

南・北・東向きのマンションには、それぞれどのような違いがあるのでしょうか？

具体的に解説します！

南向きマンションの価格相場と物件の特徴

南向きマンションは、日照時間が長く、室内が明るく保たれるため、非常に人気が高いです。

他の方角と比べて人気があるため、売却価格も高くなる傾向にあります。

冬場でも快適な温度が保たれるため、寒冷地や冬場に暖かい室内を求める人にはピッタリです。

自然光を多く取り入れられる点が物件の価値を高めており、快適な生活環境を求める購入希望者からの関心を集めています。

北向きマンションの価格相場と物件の特徴

北向きマンションは日当たりが少ないため、夏場に涼しく過ごしやすいのが特徴です。

また、紫外線の影響が少ないため家具や床の日焼けがしにくいのもメリットの一つです。

ただし、日当たりがよくないため、冬場は寒くなります。

そのため、それほど人気が高くなく、販売価格は低くなる傾向にあります。

特に夏の暑さが苦手な人や、家具の保存状態を気にする人にとって、北向きマンションは最適と言えるでしょう。

東向きマンションの価格相場と物件の特徴

東向きマンションは、朝の日差しをたっぷり取り入れられることから、起きた時には朝日を浴びたいという人にピッタリです。

午前中の日当たりが良いため、ガーデニングをしたい人にも適しています。

また、午後は日の当たる時間が短いため、夏場は涼しく過ごしやすいです。

ただし、午後には日差しが入りにくくなるため、洗濯物が乾きにくいというデメリットもあります。

南向きマンションほど人気はないが、北向きマンションよりは人気がある方角です。

朝の明るさと、夏の涼しさを重視したい人には、東向きマンションがおすすめです。

まとめ

今回は、西向きマンションがなぜ売れにくいのかを解説しました。

西向きマンションが売れにくい理由は、以下の通りです。

● 夏場は暑い
● 家具や床が日焼けする
● 午前中は日が当たりにくい

午後から日が当たるため、夏場は暑く、家具や床が日焼けしやすいというのがデメリットです。

しかし、午後の日照時間が長いからこそのメリットもあります。

● 冬場は日が当たると暖かい
● 自然光が長く当たる
● 洗濯物が乾きやすい
● 夕焼けが見られる

西向きマンションは、午後の日照時間が長いため、冬でも室内は暖かく、洗濯物が乾きやすいというメリットがあります。

上記のメリットを活かすことが、西向きマンションの売却成功のポイントです。

西向きマンションの売却成功の鍵は以下の通りです。

● 寒くなる時期に合わせて売り出す
● 内見は午後に行う
● 西日への対策を行う
● 実際の住み心地を伝える
● 売れない場合は買取を検討する
本記事を参考に、ぜひ西向きマンションの売却を成功させてください！